

大まかに言うと,
長所は
・全校の子どもたちが相手なので,広く関わりが持てる。
・不安や悩みを持つ子どもたちと深く関わりが持てる。
・学校の実態に応じて,自分の特長を生かして自分のペースで仕事ができる。
・保健室がある。
・成長していく姿を目の当たりにすることができる。学校行事なんかで一生懸命な姿を見ると感動しちゃう。
短所
・一校一人(複数配置はまだ少ない)なので最初はわからないことだらけ。
・養護教諭がまだ十分に理解されていない。養護学校の先生と間違われたり,校内でも「先生」の枠から外れたりする。
ってところでしょうか。
ちょっとわかりにくいかもしれないけど,ときどき混同される看護師と比較してみると。
大きな違いは,看護師は病人けが人が主な相手だけど,養護教諭はそういう子どもたちもそうだけど,健康な子どもが相手。看護師は科によるけど新生児からお年寄り,養護教諭は主に小学生から高校生。(少ないけど幼稚園とか大学にも配置があるよ)
看護師は具合の悪いとき,病院の病棟勤務だったら退院するまで。養護教諭は治った後,元気に活動するところまで見届けられる。
泊を伴う行事も,子どもたちとふれあうよい機会になります。
ただ体力的にだんだんきつくなってくるんですけどね。(^_^;)

中学生っていろいろ悩み事も多い時期なんですが,話を聞いたり,一緒に考えたりして,その子が笑顔を取り戻してくれるときかなあ。
生徒も成長するけど,私も成長させてもらってると思います。
また,どんなひどいケガでも冷静に,きちんと応急手当をができたときも。初期の処置が肝心ですから。

保健室登校の子が一緒に頑張って笑顔で卒業していったり,ちょっとしたトラブルで悩んでいた子が元気を取り戻したりと,心の面の成長は特にうれしいですね。
委員会活動も一生懸命やると,お互いに達成感があります。
こっちも真っ青になってしまいそうなけがをしたとき,ちゃんと応急手当ができて,後でお医者さんから「応急手当がよかった」なんて誉められるときもうれしいですね。まあ,これは当たり前のことなんですけどね。
辛かったこともいろいろありますね。
養護教諭のことをきちんと理解してもらえないときが一番辛いです。最近は少なくなったけど,教員や保護者の中に養護教諭を軽視する人がいたりして。
でも辛かったこともちょっとずつ改善されて,最近はあまりないかな。
娘の卒業式に出られなかったのは辛かったです。
卒業生の担任の先生だったらそんなの当たり前のことだから,あんまり贅沢言っちゃいけないとは思いますが,やっぱり行きたかったですねえ。

それぞれのカリキュラムに特徴があり,それぞれの良さがあるので,はっきりどちらがいいとは言いにくいですね。論争にもなる部分です。
ただ,学校現場には,両方の側面が求められています。
授業にも加わるようになりましたし,医療的ケアも求められています。
基本はどちらでも同じ内容を学びますから,自分が目指したい養護教諭像に合わせて学校を選択すればいいと思います。

四年制大学では養護教諭一種,短大では養護教諭二種の免許が取得できます。
どちらの免許でも,校種に関係なく採用されます。
県や市によって違いがあるかもしれませんが,私の県では,採用に,一種,二種の区別はないという話でした。(普通,市立の学校は県の職員として採用され,政令指定都市では市の職員として採用されます。)
ただ,4年間学んだ人と,2年間学んだ人では,合格のしやすさは違いがあるかもしれません。採用試験は7月なので実質3年と1年の違いですから。短大でも必要なことは学べますが,本人のそれなりの努力が必要でしょうね。
家庭の事情もあると思いますが,可能ならば4年制をお勧めします。

教育職員免許法 第九条の二で,「教育職員で、その有する相当の免許状(講師については、その有する相当学校の教員の相当免許状)が二種免許状であるものは、相当の一種免許状の授与を受けるように努めなければならない。」と定められています。
私の県では,夏休みに認定講習を開講しています。 通信教育では日本女子大学の単位が有効になります。前もって教育委員会に必要な単位の確認を取っておくとよいと思います。放送大学でも取得できます。どの方法も仕事を続けながら単位を取得することができます。
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